血反吐を吐き、地べたを這いずり回り、それでも剣を振り続けた。
振れば振るほど才能の無さを思い知り、それでも剣を振り続けた。
困知勉行、あきらめの悪い凡人が積み重ねた今。それが俺だ。
By 和中蒼一郎(『ヒューマンバグ大学』より)
『ヒューマンバグ大学』をご存知ない方の為に説明いたしますと、この言葉を発した和中蒼一郎という人物は、剣術の達人です。
達人の域に達しているのですが、決して自分の事を「エリート」などと言わず、あくまでも凡人だと言い切る姿勢が、非常に謙虚で魅力を際立たせます。
どんな達人でも最初から上手だったわけではなく、それこそ血反吐を吐くような鍛錬や努力を重ねてその域にまで達したのだと考えると、「自分も頑張ろう」という勇気が湧いてきます。
また、「あきらめの悪い凡人」という言葉から、「理想の自分になる事をあきらめるな」というメッセージも感じられます。
当然の事ながら、あきらめの悪い人が全員その域まで達せられるわけではありませんが、そもそもあきらめてしまったなら絶対に叶いません。
私も、あきらめずに生きていきたいと改めて感じる名言でした。